心臓病予防のポイント

心臓病は心臓に酸素と栄養分を供給している冠状動脈の内径が狭くなったり(狭窄)、閉塞することによっておこります。この冠状動脈の狭窄あるいは閉塞は動脈硬化によりおこり、この原因には、糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧が挙げられます。

心臓病の予防


心臓病の予防は動脈硬化の予防です。次のことに注意してください。

食生活で注意すること

  1. コレステロール(摂取量300mg/日以下に)、動物性脂肪を避けましょう。
  2. カロリーを抑え、肥満をなくしましょう。
     ●標準体重=身長(m)×身長(m)×22
  3. 塩分を控え、高血圧を予防しましょう。高血圧の方では重症度にもよりますが1日6から8g以下に控え、高血圧でない方でも10g以下が理想的です。

適度な運動を行いましょう

全身を使った軽い運動が最適です(歩行、速歩、自転車等)。天候や体調が悪い時、食後などは禁物です。狭心症発作がたびたび起こる時や心筋梗塞の発作直後は禁止です。

喫煙は要注意!

タバコの本数が多いほど虚血性心疾患にかかる危険が高くなります。1日20本未満でも危険度が3から4倍、20本以上では6から7倍となります。

こんな症状は心臓病の危険信号

狭心症は急性心筋梗塞に移行する前の症状です。
心筋梗塞になる前にできるだけ早く狭心症を発見することが大切です。狭心症、心筋梗塞は突然起こるように見えますが、その前にいくつかの危険信号を送づています。早くその信号に気づくように心掛けましょう。



口前胸部、左肩、左腕、のど、みぞおち、背部などにしめつけられるような痛み等を感じる。痛みは、胸部ばかりとは限りません。

口動悸として感じることもある。

口夜間から早朝、就寝時に痛みがおこってくる。

口運転中、仕事中、お酒を飲んだあとなどに痛みがおこってくる。

口痛みは5から10分で消えてしまう。

shin2.jpg shin3.jpg

これらの症状がおこってきたら、なるべく早く心臓専門の病院に行ってください。心筋梗塞を起こすと、病院に着く前に亡くなる方もいらっしゃいます。心筋梗塞を起こす前に早く発見して、しっかりと治療を受けてください。


心臓病とは?

心臓病は、心臓に酸素と栄養分を供給している冠状動脈が狭窄あるいは閉塞することによっておこりま す。冠状動脈が詰まる原因は動脈硬化で、これにより冠状動脈の内径が狭くなり、血液が十分に供給されないと狭心症を起こします。さらに、この部に血栓ができ、血行が遮断されると心筋梗塞が起こり、死に至る場合もあります。
 

冠状動脈

大動脈から左右に1本ずつ出て、心臓を冠状に周ります。左冠状動脈はさらに2本に枝分かれします。
shin02-1.jpg

心臓病の原因



冠状動脈の狭窄あるいは閉塞は動脈硬化によりおこり、この原因には、糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧が挙げられます。これらが単独で起こった場合でも、動脈硬化の発症率は5から6倍になります。もし、この4つが揃った場合、発症率は35倍にもなります。(死の四重奏)。
shin02-2.jpg
shin02-3.jpg

狭心症と心筋梗塞の違い

狭心症

<原因>
冠状動脈の内側にコレステロールなどがたまって(動脈硬化)狭くなり、心臓の筋肉に十分な血液が送られなくなります。

<症状>
坂道や階段など、急に激しく体を動かした時、胸につまるような痛みや圧迫感を感じます。血液の供給不良によるもののため、死に至ることはありません。
shin02-4.jpg

心筋梗塞

<原因>
狭くなった冠動脈の内側に、血栓 (血の固まり)ができて、血液が 送られなくなり、心臓の筋肉の一 部が壊死をおこします。

<症状>
狭心症とは比べものにならない ほどの激しい胸の痛みに襲われ、 むかつきや脂汗をかくといった 症状に見舞われます。壊死が広 範囲の場合、短時間で死に至りま す。

shin02-5.jpg