>10の元氣創造法 TOPに戻る

その1「低酸素は万病の元〜呼吸法」

★常に呼吸は大きく深く吐くことが基本〜『呼吸』は読んで字のごとく!『呼(は)いて』『吸う』

私たちが生きていく上でまずは適量の酸素が必要です。人は食事なら30日、水分なら3日間摂らなくても人は生きていけますが、呼吸が3分できなかったら・・・その重要性がわかると思います。ですから『10の養生法』の最初にくるのが呼吸なのです。
その大切な呼吸ですが、毎日の生活の中で無意識に呼吸をしていると、身体の上部だけの胸式呼吸で浅い呼吸になり、酸素不足による体調変化が出てきます。
私たちの肺胞内には体内の代謝で発生した炭酸ガスが空気中の百倍以上入っています。充分な酸素を体内に取り入れるためにはまず息を大きく吐いて肺胞内の汚れたガスを出し、その後に新鮮な空気を取り入れることが大切です。身体の中に溜まった悪いものを吐き出して、良い物を取り入れるイメージです。

〜大切な鼻呼吸・日本人は1億人鼻が悪い!?〜

本来の正しい呼吸器官は口ではなく鼻です。鼻呼吸(鼻腔を通過して空気を送り込む)をすることで、肺に送り込まれた空気は、ガス交換に適した温度(37℃)・湿度(100%)になります。口呼吸ではガス交換がうまくいかないうえ、細菌もホコリも直接入りやすくなるために病気を引き起こしやすくなります。鼻の絨毛や鼻粘液がフィルターの役目をするので、鼻呼吸がちゃんとできるように鼻を良い状態に保つことがとても大切です。あなたはちゃんと鼻で呼吸ができていますか?大きいいびきをかく、寝ている時に口が開いている方、起きた時に口が乾燥している方は要注意です。

〜酸欠は様々な症状とつながる〜

酸素摂取量が少なければ末梢の血流も悪くなり、痛みやしびれといった症状も出やすくなります。内臓の働きも弱くなってしまいます。
また呼吸は唯一自分の意思でコントロールできる自律神経でもあります。
たった5分間の深呼吸だけで、どれだけ心身を癒すことができるかのメリットを知れば、これをやらない理由はありません。


その2「過ぎたるは及ばざるが如し〜水分のとり方」

草花を育てる時に、水が足りなくても、逆に水をあげすぎてもダメなように、人間も同じなのです。足りなくてもいけませんし、飲み過ぎてもカラダによくありません。
また植物には、水に漂っていないとだめな水草があれば、ほとんど水がいらないサボテンのようなものもあります。ヒトにも、水草のような体質の方もいれば、サボテンのような体質の方もいます。
つまり、そのヒトの体質によって、必要な水分量というのは変わるのが自然なのです。
つまり正しい(体にやさしい)水分のとり方は体質により変わり、さらに季節、年齢、運動量、時間帯などにより異なります。必要に応じて加減をしましょう。

〜上手な水分のとり方〜

★水分は常に唾液と混ぜて飲む(冷たいものを避ける)

  • ● のどの渇きを感じたら飲む
  • ● がぶ飲みせず、少しずつ噛むように、味わうようにして唾液を混ぜながらのどの渇きを潤す。すすって口の中で味わいながら飲む、抹茶の飲み方がおすすめです(喉の渇きを感じにくい高齢者はこまめに少しずつが基本)。
  • ● 小さいお子さんには噛んで飲むような方法『クチュクチュごっくん』して飲むように教えてあげましょう。牛乳を噛んで飲む、昔学校で言われた方も多いと思います。
  • ● ジュースの飲み過ぎを防ぐ方法・・・果汁100%のジュースを製氷皿で凍らせたり、ぶどうなどの果物を凍らせておいて、ジュース等を直接飲むよりも、それを舐めるようにすると水分を摂り過ぎずに済みます。
  • ● ペットボトルはそのまま飲まずにコップに移して飲みましょう。

〜冷たい飲み物・水分過剰摂取には要注意!〜

冷たい飲み物はがぶ飲みしやすく、つい一度に摂り過ぎてしまう原因となります。水分を飲み過ぎると内臓に負担がかかってしまい、水分代謝が悪くなってしまいます。これを水毒症と言います。水毒症の一例とし、鼻粘膜が浮腫んでしまい鼻呼吸が上手にできず口呼吸による酸欠となり体調不良を引き起こします。鼻粘膜だけでなく、気道にかけても浮腫むので、呼気の通りが悪くなって、気管支炎や喘息の原因にもなってしまいます。一昔前の『水飲めブーム』で、水を飲むと痩せる、水を飲むと便秘が改善、水を飲むと血液サラサラというような間違った情報により『水はできるだけたくさん飲んだほうがよい』という誤った知識をお持ちの方も多いので、ぜひご自分にあった水分摂取量で適量を取るようにしましょう。また、唾液には喉の粘膜を潤し、渇きを止める働きがあります。血液の成分を調整する働きもあるので、唾液を混ぜて飲むと水分の飲み過ぎを防ぐことが出来ます。

水分は体質や生活環境(季節・運動量・年齢・基礎疾患など)によって必要な量が異なります。まずはご自分の現在の体調をきちんと理解するところから始めましょう。 

  • ● 運動時や夏場のように汗をたくさんかく時の水分の摂り方と普段の生活は当然異なります。
  • ● 高齢者の腎機能低下や心不全や浮腫みやすい方は、水分摂取を制限されるのは、水分を摂り過ぎると腎臓や心臓に負担をかけるからです。そのような疾患の有無も大切なポイントです。
  • ● 食事の部分で紹介する『食事中の水分摂取』もとても大切なポイントなのでぜひご覧ください。「その4 食は命なり②〜味付けは大丈夫ですか」もご参照ください。


その3「食は命なり① 〜食事バランスは3日間のトータルで」

★食物繊維をしっかり取りましょう! 糖質1:タンパク質1:温野菜&海藻3の割合で摂りましょう

〜現代の食生活の問題点〜

現代の食生活は糖質の摂りすぎと野菜不足が問題です。特に野菜や海草類を偏らず食べることが大切です。果物では水分と糖分に注意しましょう。果物は『朝食べると薬になり、昼食べると普通の物、夜食べると毒になる』とも言われています。夜の果物は胃腸などのカラダを冷やすので、日中に摂るようにしましょう。夜になると咳が出る方や、夜間頻尿のある方はとくに注意が必要です。炎症があるときやアレルギーの時などは、イチゴ、バナナ、もち米などヒスタミン類を多く含むものは症状を悪化させるので控えておきましょう。
温野菜は一説によると吸収できる栄養素は生野菜の15倍以上と言われています。野菜に含まれるビタミンやミネラル等の栄養素は、植物独特の細胞壁に囲まれた細胞の中に存在します。ヒトはこの細胞壁を消化できないため、牛や馬などと違い、生野菜を食べても栄養素を吸収できません。細胞壁は火を通すことにより壊れますので、火を通した温野菜がカラダに良いのです。生で食べている淡色野菜(キャベツ、キュウリなど)よりも、火を通さないと食べられない緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜など)をしっかり食べましょう。

体調悪い悪い方は30品目を3日間で、体調がいい時は1週間の中で万遍なく摂れるようにすると良いでしょう。食事で一番大切なのは『バランス』です。

食材に気を配ることも大切ですが、それ以上に調味料や調理法にも気配りすることがとても大切です。よく、冬に夏野菜のような冷やす食材がダメという方も多いですが、確かに生で食べることはおすすめしませんが、温める調理法や薬味を添える工夫をすることで食生活が豊かになりますので、活用してみましょう。

〜昔の人はすごかった!? 薬味の効用〜

例えば、お豆腐を冷や奴で食べるときに、ショウガ、ネギ、かつお節を乗っけて食べますが、これは豆腐がカラダを冷やす食材なので、それら3つの薬味で温めて、プラスマイナス0にするためです。他にも、ナスも冷えるので、焼きナスにしたときはショウガやかつお節を載せたり、うどんやそばを食べるときにネギを入れたりするのも、みんな主な食材が冷えるので、温める薬味を足すことなのです。おばあちゃんの知恵ですね。昔のヒトってすごいですよね。


その4「食は命なり② 〜味付けは大丈夫ですか」

調味料はおかずだけで食べられるくらいの薄味で酢をきかせましょう

塩分の取りすぎなど、濃い味付けが問題となっている現代社会ですが、塩分を抑え、酸味を加えることで、唾液の分泌を促してくれます。唾液は水分のところでもご紹介したとおり様々な働きがありますし『自前で作れる最高の胃腸薬』と言われれるほど大切なものですので酸味を上手に活用しましょう。食卓ではポン酢を有効に使うのがおすすめです。薄味でもおいしく食べる工夫は生姜やネギなどの薬味を上手に活用したり、だし汁でメリハリをつけると良いでしょう。

〜濃い味付けにはご用心〜

味付けが濃くなればなるほど素材の味、食べ物本来の味がわからなくなり、ゆっくり噛んで食べられないだけでなく、水や牛乳・ジュースなどで流し込むようになってしまい、水分を食事中にたくさん取ってしまうので注意が必要です。流し込みは消化不良の原因にもなり、腸内環境の悪化や腸管免疫が狂うことで体全体の弱りにも繋がります。濃い味、甘い味を好む人は、少し薄味にしてみてください。食事の仕方として、始めは薄味のおかずから食べ始め、ある程度食べてから、最後にご飯と味の濃い味噌汁・漬け物などと食べると満足が得られます。
濃い味付けは、先に塩分を減らすのではなく、先に甘味を減らすようにしてみてください。

カルシウム他ミネラルをしっかりと摂取すると味覚の感度がよくなり、甘みや塩味を過度に求めなくなります。

〜自分のうちのみそ汁は、薄味、濃い味?〜

まず他の家と比べる機会もないので、薄味か濃い味はあくまで本人の主観によるところが大きいのですが、一番簡単な「適した味付け」かどうかの判断は、おかずだけで、最初から最後まで食事ができるかどうか。途中でごはんや水分が欲しくなったり、食後に喉が渇くのは、味付けが濃い証拠なので注意しましょう。


その5「一石十鳥!? 唾液の働き〜ちゃんと噛んで食べてますか?」

★一口30以上を目標によく噛んで食べましょう 〜よく噛んで食べるための5つの方法〜

  • ● 食べ物を口に入れたら箸を置く
  • ● 右側の歯で5回噛む
  • ● 次に左側の歯で5回噛む
  • ● この動作をもう1回ずつ繰り返す
  • ● 最後に両側の歯で10回噛む。満腹感を得やすくなる

ゆっくり噛んでいない方には大変ですが、まずは1日1回だけでも、1食に1回だけでもゆっくりと噛んで食事を取ることをおすすめします。また、カレーなどは具材を大きく切ることで噛む回数が増えます。30回噛むためにはカレンダーの数を数えながら食べたり、貴重な命をいただくのでアリガトウゴザイマス×3回でだいたい30回程度噛むことができるので、このような工夫をしましょう。

〜なぜ良く噛んで食べないといけない? 噛むことの意義〜

よく噛むことで最も重要な事は食べ物を噛み砕いて消化を助けるだけでなく、顎を動かすことと、唾液を出すことです。
『養生訓』の著者、貝原益軒は「人は歯をもって命とする故に、歯といふ文字をよわい(齢)ともよむ也」「齢〈よわい〉」という字に「歯」が使われていることでもわかるように、人にとって健康に生きていくためには、歯で食べものをよく噛むことが何より重要である。」と述べています。

〜よく噛むことの意義『ひみこのはがいーぜ』〜

「 ひ 」……肥満を防ぐ
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。

「 み 」……味覚の発達
よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。
できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。

「 こ 」……言葉の発音がはっきり
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。
よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。
元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。

「 の 」……脳の発達
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。
子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。

「 は 」……歯の病気を防ぐ<
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。
この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を防ぐのです。

「 が 」……がんを防ぐ 唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。
「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。

「 い 」……胃腸の働きを促進する<
「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。

「 ぜ 」……全身の体力向上と全力投球
「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。

(※8020推進財団HPより引用)

まとめますと、

  • ① 顎骨、歯茎の発達を促す
  • ② 肥満の防止—メタボリック症候群予防になる
  • ③ 心の安定
  • ④ 大脳の発達を促す
  • ⑤ 脳の血流が良くなる
  • ⑥ 唾液がでやすくなる

    • このような素晴らしい働きがあります。
      人間は食べものを食べる時によく噛むことで脳は刺激され、美味しいものを食べたとかお腹いっぱい食べたという喜び、満足、安心感を得ています。よく噛むことで、β-エンドルフィンと心地良い気分にしてくれる脳内物質が分泌され、心がリラックスし、安定します。
      ③〜⑤は顎の筋肉が動くと蝶形骨という頭骨の一部が刺激されます。これにより神経、血管が刺激され、脳血流が増加するためと考えられています。
      さらに、⑥の唾液を出すことでさらにカラダにとってプラスのことが増えます。

      〜唾液をたくさん出すと…… 〜

      • ① 味覚が発達する
      • ② 虫歯の予防
      • ③ 歯槽膿漏の予防
      • ④ 食べ物の消化を助ける(食べ物の唾液を混ぜて飲み込む)

      • 唾液の分泌が良くなると、唾液中に含まれる酵素やホルモンなどによりガンの予防と抑制、認知症の予防、粘膜の保護と代謝促進、消炎作用、殺菌作用、血液循環を良くする……このような働きがあることがわかっています。

ページトップへ戻る

全国に広がる日専同薬局・薬店ネットワーク 店舗検索はこちら